スイッチとVLAN|CCNA v1.1・v2.0
VLANとは
VLAN:Virtual Local Area Network
1台のスイッチ内で、ネットワークをグループ分けする仕組みです。
解説
まず、スイッチの役割を確認しよう
4台のパソコンは、互いに通信するために中央の1台のスイッチへケーブルでつながっています。スイッチは、受け取ったデータを宛先のパソコンが接続されている接続口(ポート)へ転送する機器です。通信グループは自動では決まりません。管理者がスイッチの設定画面やコマンド操作で、まずVLAN 10とVLAN 20を作り、次に各パソコンがつながるポートをどちらかのVLANへ割り当てます。例えば1・2番ポートをVLAN 10の営業部、3・4番ポートをVLAN 20の総務部へ割り当てると、スイッチは受信したポートの設定を見て通信をどちらのVLANとして扱うか判断します。その結果、同じスイッチにつながっていても通信グループを分けられます。VLANごとに同じ内の通信範囲が分かれるため、VLAN 10のがスイッチだけでVLAN 20へ渡ることはありません。実際のポート設定は、次の「」で詳しく確認します。
具体例で考える
例えば、1台のスイッチに営業部PCと来客用PCを接続するとします。何も分けなければ同じに入りますが、営業部をVLAN10、来客用をVLAN20に設定すると、同じスイッチ上でも別のネットワークとして扱えます。スイッチが登場するのは、接続ポートをVLANへ所属させて分離する機器だからです。分離したままなら営業部と来客用の通信は互いに届きません。両者の通信を許可したい場合は、IPアドレスを見て別のネットワーク間へ転送するが必要です。ルーティングは、またはルーティング機能を持つが行います。
4台とも、ケーブルで中央のスイッチへ接続
スイッチが通信範囲を分ける:営業部同士・総務部同士は通信できますが、異なるVLAN間にはルータまたはレイヤ3スイッチが必要です。
仕組み
VLANを作る
スイッチの中にVLAN 10、VLAN 20のようなグループを用意します。
ポートを所属させる
パソコンを接続するポートを、使用するVLANへ割り当てます。
通信範囲が分かれる
同じVLANの機器は同じグループとして通信します。異なるVLAN同士を通信させるには、ルータまたはレイヤ3スイッチが行うルーティングが必要です。
CCNA試験ポイント
- VLANは、機器や配線を物理的に分けず、を設定によって分割します。
- 端末を接続するポートは、通常アクセスポートとして1つのVLANに所属します。
- 複数VLANの通信を一つの接続で運ぶときは、を使います。
確認問題・解説
「VLAN」について、次のうち「ポートを所属させる」という仕組みを正しく説明しているものはどれですか?
まとめ
- VLANは1台のスイッチ内に複数のネットワークを作ります。
- ポートごとに所属するVLANを決めます。
- 異なるVLAN間の通信にはルーティングが必要です。