IPアドレス|CCNA v1.1・v2.0

PCのIP設定を確認する

PCが持つIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNSの設定を確認し、問題を切り分けます。

目安 12分

解説

通信できないときは、現在の設定を一項目ずつ確認する

Windowsでは「ipconfig /all」、LinuxやmacOSでは「ip addr」などを使って現在のIP設定を確認できます。まずとプレフィックス、次にの順で見ます。デフォルトゲートウェイには、同じに接続されたの接続部分()のIPアドレスを指定します。Windowsでは、サーバーからIP設定を受け取れなかったとき、PCが一時的に169.254.0.0/16の範囲から自分でアドレスを設定することがあります。そのため、自動設定のPCが169.254から始まるアドレスになっていれば、サーバーまで通信できていない、またはDHCPから応答がない可能性を疑います。

具体例で考える

例えば、同じ場所のほかのPCは通信できるのに1台だけ通信できないとします。そのPCのIPアドレスが169.254から始まっていれば、必要な設定をDHCPから受け取れず、PCが代わりのアドレスを自分で設定した可能性があります。この状態では、通常はデフォルトゲートウェイやサーバーも正しく設定されないため、同じの一部とは通信できても、インターネットや名前を使った通信はできないことがあります。IPアドレス、マスク、ゲートウェイ、DNSを順に確認し、正常なPCの設定と比べます。

仕組み

IPアドレスとマスクを確認する

想定したネットワークの範囲に入っているかを確かめます。

ゲートウェイを確認する

別のネットワークへデータを送るとき、PCは最初にデータをデフォルトゲートウェイへ渡します。そのためPCは、同じLAN内で直接通信できるルータのインターフェースをゲートウェイとして指定する必要があります。PCのIPアドレスとを使って、ゲートウェイのアドレスが同じネットワークに含まれるかを確かめます。

DNSサーバーを確認する

名前解決に使うサーバーが設定されているかを確認します。

近い相手から順に試す

自分自身、同じLAN、ゲートウェイ、外部宛ての順で到達性を確認します。

CCNA試験ポイント

  • WindowsとLinux系の代表的なIP設定確認コマンドを区別します。
  • Windowsが169.254.0.0/16のアドレスを自動設定している場合は、DHCPから設定を受け取れていない手掛かりになります。
  • IP、マスク、ゲートウェイ、DNSの表示から誤設定を判断します。

確認問題・解説

確認問題 1

1台のPCだけWebサイトを表示できません。原因を切り分けるため、最初に確認する内容として最も適切なものはどれですか?

確認問題 2

PCに設定するデフォルトゲートウェイが、通常、PCと同じネットワーク内にある必要があるのはなぜですか?

まとめ

  • 現在のIP設定をコマンドで確認します。
  • 値同士が同じネットワークとして整合しているか判断します。
  • 近い通信先から順に試して問題箇所を絞ります。