IPアドレス|CCNA v1.1・v2.0
PCのIP設定を確認する
PCが持つIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、DNSの設定を確認し、問題を切り分けます。
解説
通信できないときは、現在の設定を一項目ずつ確認する
Windowsでは「ipconfig /all」、LinuxやmacOSでは「ip addr」などを使って現在のIP設定を確認できます。まずとプレフィックス、次に、の順で見ます。デフォルトゲートウェイには、同じに接続されたの接続部分()のIPアドレスを指定します。Windowsでは、サーバーからIP設定を受け取れなかったとき、PCが一時的に169.254.0.0/16の範囲から自分でアドレスを設定することがあります。そのため、自動設定のPCが169.254から始まるアドレスになっていれば、サーバーまで通信できていない、またはDHCPから応答がない可能性を疑います。
具体例で考える
例えば、同じ場所のほかのPCは通信できるのに1台だけ通信できないとします。そのPCのIPアドレスが169.254から始まっていれば、必要な設定をDHCPから受け取れず、PCが代わりのアドレスを自分で設定した可能性があります。この状態では、通常はデフォルトゲートウェイやサーバーも正しく設定されないため、同じの一部とは通信できても、インターネットや名前を使った通信はできないことがあります。IPアドレス、マスク、ゲートウェイ、DNSを順に確認し、正常なPCの設定と比べます。
表示された設定を、上から順に確認して原因を絞る
- 1設定を表示するWindows:ipconfig /all現在の値を確認できる状態にする
- 2IPアドレスとマスク利用するLANの範囲に入っているか169.254から始まる場合は、DHCPから設定を受け取れていない可能性
- 3デフォルトゲートウェイPCと同じネットワーク内のルータか別のネットワークへ出るための最初の送り先
- 4DNSサーバー名前をIPアドレスへ変換するサーバーが設定されているかIP宛てには届くのにWebサイト名で開けない場合の確認点
- 5近い相手から通信を試す同じLAN → ゲートウェイ → 外部どこから通信できなくなるかを調べる
見るだけで終わらない:それぞれの値が何に使われるかを考え、正常なPCの設定とも比べながら問題箇所を絞ります。
仕組み
IPアドレスとマスクを確認する
想定したネットワークの範囲に入っているかを確かめます。
ゲートウェイを確認する
別のネットワークへデータを送るとき、PCは最初にデータをデフォルトゲートウェイへ渡します。そのためPCは、同じLAN内で直接通信できるルータのインターフェースをゲートウェイとして指定する必要があります。PCのIPアドレスとを使って、ゲートウェイのアドレスが同じネットワークに含まれるかを確かめます。
DNSサーバーを確認する
名前解決に使うサーバーが設定されているかを確認します。
近い相手から順に試す
自分自身、同じLAN、ゲートウェイ、外部宛ての順で到達性を確認します。
CCNA試験ポイント
- WindowsとLinux系の代表的なIP設定確認コマンドを区別します。
- Windowsが169.254.0.0/16のアドレスを自動設定している場合は、DHCPから設定を受け取れていない手掛かりになります。
- IP、マスク、ゲートウェイ、DNSの表示から誤設定を判断します。
確認問題・解説
PCに設定するデフォルトゲートウェイが、通常、PCと同じネットワーク内にある必要があるのはなぜですか?
まとめ
- 現在のIP設定をコマンドで確認します。
- 値同士が同じネットワークとして整合しているか判断します。
- 近い通信先から順に試して問題箇所を絞ります。