スイッチング|CCNA v1.1・v2.0

STPが必要な理由

STP:Spanning Tree Protocol

スイッチ間の冗長リンクでレイヤ2ループが起きないようにする仕組みです。

目安 9分

解説

スイッチ間の冗長リンクでレイヤ2ループが起きないようにする仕組み

STP(Spanning Tree Protocol)は、予備を含む複数の間リンクで、が輪を描いて回り続けるレイヤ2ループを防ぐ仕組みです。ループによって一斉送信のフレームが増え続け、回線や機器の処理を圧迫する状態をブロードキャストストームと呼びます。STPは一部のポートを待機状態にして論理的な一本道を作ります。

具体例で考える

例えば、二つのスイッチを2本のケーブルで結ぶと、片方が切れても通信できる冗長構成になります。しかし制御がなければフレームが輪になって回り続けます。STPは通常時に一方を待機させ、障害時だけ使えるようにします。

三角形の配線でSTPがループを防ぐ仕組み

STPが必要な理由の仕組みと確認点を順番に示す図スイッチAルート側スイッチB転送中スイッチC転送中待機STPが一本を待機させ、通信ループを防止上側の経路が故障した場合待機していたB―C間のリンクを転送状態へ変更冗長ケーブルを残しながら一本道を維持します

仕組み

ループはブロードキャストストームやMACテーブルの不安定化を招きます

STPは一部のポートを待機状態にして論理的な一本道を作ります

障害時は待機していた経路を利用できます

CCNA試験ポイント

  • ループはブロードキャストストームやMACテーブルの不安定化を招きます。
  • STPは一部のポートを待機状態にして論理的な一本道を作ります。
  • 障害時は待機していた経路を利用できます。

確認問題・解説

確認問題 1

「STP」そのものを説明しているものはどれですか?

確認問題 2

「STP」について、次のうち「STPは一部のポートを待機状態にして論理的な一本道を作ります」という仕組みを正しく説明しているものはどれですか?

まとめ

  • スイッチ間の冗長リンクでレイヤ2ループが起きないようにする仕組みです。
  • STPは一部のポートを待機状態にして論理的な一本道を作ります。
  • 冗長ケーブルを無計画に接続するとネットワーク全体へ影響します。