IPアドレス|CCNA v1.1・v2.0

DHCP

DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol

DHCPは、端末へIPアドレスやデフォルトゲートウェイなどの通信設定を自動で割り当てます。

目安 11分

解説

接続した端末が、使える通信設定を自動で受け取る

端末をネットワークへ接続するたびにを手入力するのは大変です。を使うと、端末はDHCPサーバーを探し、利用可能な設定を一定期間借ります。サーバーが割り当てを管理するため、同じIPアドレスを複数端末へ誤って設定する事故も減らせます。

具体例で考える

例えば、新しいスマートフォンをWi-Fiへ接続すると、利用者がIPアドレスを手入力しなくても通信できることがあります。端末が設定を要求し、DHCPサーバーが空いているIPアドレス、マスク、ゲートウェイ、などをまとめて貸し出すためです。Discover、Offer、Request、Acknowledgeという4段階は、頭文字を取ってDORAと呼ばれます。

仕組み

Discoverでサーバーを探す

設定前の端末は宛先を特定できないため、まず広く問い合わせます。

Offerで候補を知らせる

DHCPサーバーは利用可能なIPアドレスと設定を提案します。

Requestで利用を求める

端末は受け取りたい提案をサーバーへ伝えます。

Acknowledgeで確定する

サーバーは一定期間の貸し出しを確定し、端末は設定を利用します。

CCNA試験ポイント

  • DORAの順番と各メッセージの役割を区別します。
  • DHCPで配布できるIPアドレス、マスク、ゲートウェイ、DNSを理解します。
  • 別ネットワークのDHCPサーバーを利用するときはリレー機能が必要です。

確認問題・解説

確認問題 1

「DHCP」そのものを説明しているものはどれですか?

確認問題 2

「DHCP」について、次のうち「Offerで候補を知らせる」という仕組みを正しく説明しているものはどれですか?

まとめ

  • DHCPは端末へ通信設定を自動配布します。
  • 基本の流れはDiscover、Offer、Request、Acknowledgeです。
  • 割り当てには利用期間があり、サーバーが重複を防ぎます。