IPアドレス|CCNA v1.1・v2.0
DHCP
DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol
DHCPは、端末へIPアドレスやデフォルトゲートウェイなどの通信設定を自動で割り当てます。
解説
接続した端末が、使える通信設定を自動で受け取る
端末をネットワークへ接続するたびに、、、を手入力するのは大変です。を使うと、端末はDHCPサーバーを探し、利用可能な設定を一定期間借ります。サーバーが割り当てを管理するため、同じIPアドレスを複数端末へ誤って設定する事故も減らせます。
具体例で考える
例えば、新しいスマートフォンをWi-Fiへ接続すると、利用者がIPアドレスを手入力しなくても通信できることがあります。端末が設定を要求し、DHCPサーバーが空いているIPアドレス、マスク、ゲートウェイ、などをまとめて貸し出すためです。Discover、Offer、Request、Acknowledgeという4段階は、頭文字を取ってDORAと呼ばれます。
DORAと呼ばれる四つのやり取り
利用する端末DHCPサーバー
- 1Discover:サーバーを探す→
- 2Offer:設定を提案←
- 3Request:提案を希望→
- 4Acknowledge:割り当てを確定←
端末はIPアドレスだけでなく、通信に必要な複数の設定をまとめて受け取れます。
仕組み
Discoverでサーバーを探す
設定前の端末は宛先を特定できないため、まず広く問い合わせます。
Offerで候補を知らせる
DHCPサーバーは利用可能なIPアドレスと設定を提案します。
Requestで利用を求める
端末は受け取りたい提案をサーバーへ伝えます。
Acknowledgeで確定する
サーバーは一定期間の貸し出しを確定し、端末は設定を利用します。
CCNA試験ポイント
- DORAの順番と各メッセージの役割を区別します。
- DHCPで配布できるIPアドレス、マスク、ゲートウェイ、DNSを理解します。
- 別ネットワークのDHCPサーバーを利用するときはリレー機能が必要です。
確認問題・解説
「DHCP」について、次のうち「Offerで候補を知らせる」という仕組みを正しく説明しているものはどれですか?
まとめ
- DHCPは端末へ通信設定を自動配布します。
- 基本の流れはDiscover、Offer、Request、Acknowledgeです。
- 割り当てには利用期間があり、サーバーが重複を防ぎます。