Ethernet通信|CCNA v1.1・v2.0
ARP
ARP:Address Resolution Protocol
ARPは、同じLAN内で宛先のIPv4アドレスに対応するMACアドレスを調べる仕組みです。
解説
IPv4アドレスだけでは、同じLANへフレームを送れない
送信元が同じ内の相手へを送るには、の宛先が必要です。は「このアドレスを持つ機器は誰ですか」と全体へ問い合わせます。該当する機器が自分のMACアドレスを応答し、送信元は対応をARPテーブルへ一定時間保存します。
具体例で考える
例えば、PCが同じLANの192.168.1.20へフレームを送りたいとき、だけでは宛先MACアドレスが分かりません。ARPで「192.168.1.20を持つ機器は誰か」と問い合わせ、返ってきたMACアドレスを使ってフレームを作ります。
PC-Aが「192.168.1.20」のMACアドレスを二段階で調べる
1ARP要求ブロードキャストで全員へ質問
PC-A192.168.1.10「192.168.1.20は誰?」
スイッチ同じVLANへ広く転送
PC-B192.168.1.20自分のIPだPC-C192.168.1.30自分ではない
2ARP応答ユニキャストで質問したPCだけへ回答
PC-A回答を受信ARPテーブルへ保存
スイッチPC-Aのポートだけへ転送
PC-BMAC …02「私です。MACは…02」PC-C応答を受け取らない
要求と応答の送り方が違う:最初は相手のMACアドレスが分からないため全員へ質問し、該当するPC-BはPC-Aだけへ自分のMACアドレスを返します。
仕組み
宛先が同じLANか判断する
同じLANなら、宛先機器のMACアドレスが必要です。
ARP要求をブロードキャストする
対象のIPv4アドレスを持つ機器をLAN全体へ問い合わせます。
対象機器がARP応答を返す
自分のMACアドレスを送信元へ通知します。
対応を一時保存する
IPv4アドレスとMACアドレスの対応をARPテーブルへ保存し、以後の通信に使います。
CCNA試験ポイント
- ARPはIPv4アドレスからMACアドレスを調べます。
- ARP要求はブロードキャスト、通常の応答はです。
- 異なるネットワーク宛てでは、次の転送先であるのMACアドレスを調べます。
確認問題・解説
「ARP」について、次のうち「ARP要求をブロードキャストする」という仕組みを正しく説明しているものはどれですか?
まとめ
- ARPはIPv4とMACアドレスを対応付けます。
- ARP要求は同じLANへ広く送られます。
- 調べた結果はARPテーブルへ一時保存されます。